注文住宅の鉄骨造りにも軽量と重量のものと大きく種類が異なります。重量のものは、6mmや9mm、12mmなどの厚みがあり、高速道路などは20mmから30mmになります。軽量では、この数字よりも薄くて4mmや3mmになります。
住宅の場合は軽量のものを使用しますが、その理由に価格が安くて加工がしやすいというのがあります。重量だと溶接技術が必用になります。更に、筋交いのいらない建物でラーメン構造が可能で、軽量では合接部がボルトになります。
お店で大きい開口部があるときには、重量になります。構造的に制限があるのは軽量で、コストが高いのは重量になります。両方混ぜて使うことでメリットを最大限生かすことが出来ます。
基本的なフレームは重量で、他の部分は軽量で使用したりします。デメリットには火災に弱いことです。住宅火災を考えて耐火構造になっているのは、鉄筋コンクリート造です。鉄は熱を加えると柔らかくなるので、鉄にコンクリートを巻くことで耐火構造になります。
ビルは全てをコンクリートで巻くことで耐火認定を取得し、火災では耐火構造なので鉄筋コンクリートの方が安心です。また、コスト面が木造に比べると高くなり、構造的にも重いので地盤の悪いところには建築出来ません。木造と比べると10倍ぐらい重くなります。